「暖かい上着1枚ってなに?」 現地ガイドが観光で実際に着てる服、全部見せます。【春〜秋/バンフ・カナディアンロッキー】
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「暖かい上着1枚ってなに?」 現地ガイドが観光で実際に着てる服、全部見せます。【春〜秋/バンフ・カナディアンロッキー】

バンフ観光、何を着れば?現地ガイドの私が実際に使用している服装をご紹介

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バンフ観光の準備でよくある質問の一つが「どんな服装が良いですか?」です。

ネットやガイドブックには「暖かい上着」「重ね着」と書かれていても、結局なにを持っていけば良いのか迷ってしまう方も多いはず。
特にカナディアンロッキーは、朝晩の冷え込み、日中の紫外線など体感温度が大きく変化する場所です。

この記事では、バンフに暮らす現地ガイドの私が実際に観光案内で着用している服装を、写真付きで紹介します。「暖かい上着」って何?と迷った方は、ぜひ参考にして下さい。

「暖かい上着」って結局なにを指してるの?

Solaceの楓のアイコン

ガイドの私が実際に着ているのが、こちらの3着です。

ちなみに、写真のジャケットはすべて私物です。
仕事柄、動きやすさや耐久性、携帯性を重視して選んでいたら、これになってしまいました(笑)

それぞれのジャケットが「どのくらい暖かいのか?」を、ユニクロ製品で例えてみたので、参考になれば嬉しいです。

🌦️ オレンジのジャケット(シーズン中のメイン)

薄手ながら中綿が入っているので保温力があります。
朝晩の冷え込みがある日や、日中でも風がある日はこれをメインに着ています。

ユニクロで例えるなら、「ライトダウンジャケット」ですね。

🌧️グレーのジャケット

オレンジのジャケットよりもさらに保温性・防風性に優れたタイプです。
5月初旬や9月下旬など、朝晩の冷え込みが強い日に活躍することが多く、頼りになる一枚です。

ユニクロで例えるなら、「シームレスダウンパーカー」と同等くらいかと。

⛄️グリーンのダウン

私が持っている中で一番暖かいタイプです。
降雪が予想される日や、10月中旬以降の寒さが厳しいタイミングにだけ登場します。
年によっては使わないこともあり、主に冬に出番が多いジャケットです。

ユニクロで例えるなら、「ハイブリットダウン」かなと思います。

上着の下は何を着てるの?

基本のスタイルは「Tシャツ+ベスト」、気温によってはその上にフリースを重ねます。

ちなみにベストは**防寒用ではなく、見た目のバランスのために着ているだけです。
Tシャツ1枚だとちょっとラフすぎるかな…と思ってベストを羽織っています。

実際に着ているベストはこちら:

実際に着ているベスト

普段使っているフリースはこちら:

普段使用しているフリース

暑い日はTシャツ+ベストだけで過ごすこともありますし、
夕方や標高が高い場所で少し冷えてきたときは、フリースを上からサッと羽織るだけです。

重ね着というと「がっつり防寒」というイメージを持たれがちですが、
動きやすさと、暑くなったらすぐ脱げること、を重視しています。

車内では上着を脱いだ方がいいって本当?

実は上着の保温力を保つには、これが意外と大切です。

たとえば、ダウンや中綿入りのジャケットは「外の冷たい空気」との間に空気の層をつくって、体温を守る仕組みになっています。でも、暖房の効いた車内でずっと着たままだと、アウターの内側が必要以上に暖まりすぎてしまい、外に出たときに「ん?意外と寒い…」と感じることがあります。

さらに、暑くて少しでも汗をかくと、中に着ているTシャツやフリースが湿ってしまい、それが逆に体を冷やす原因になったりもします。

だから、車内では上着を一度脱いでおくのが正解

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、これだけで外に出たときの快適さがまるで違いますよ。